1歳のみなさんのSDGs
私たちはSDGsを、壮大で生活から大きくかけ離れた物だとは思っておらず、半径200mの範囲でより豊かに暮らしていくためのコンパスのような物だと考えています。
この日、まず先生が話してくれたのは「食べ物を大事にしようね」ということ。
世界でどれだけたくさんの人々が今日食べることに困っているのか。
「だから給食は、自分が食べきれる量をついで、残さないように。大切においしく食べましょう」
「電気も、ずっと働きっぱなしだと疲れて動けなくなっちゃうかも。だから使わないときは休ませてあげましょう」
自分と向き合うこと。
自分が何を、どのくらい必要かが分かり、その分だけ頂く事。
必要なものを頂く、ということを体感することで、感謝の気持ちも生まれます。
「町にこのマークがあるか。こんどお散歩の時に探してみようね」
SDGsコンパス : ステップ1「SDGsを理解する」。
保育園として「こうしましょう!」と統一ルールを決めるのではなく、保育や食育の先生方が、それぞれの解釈でいろんな角度からSDGsを掘り下げてくれています。
また別の日。
かねてから散歩やお買い物、ゴミ拾いなどを通じて、園児たちを可愛がってくれている地元天文館商店街の皆さん。
日頃の感謝を込めて、運動会の手作り招待状を持ってご挨拶に行きました。
「11.住み続けられるまちづくりを。」
インフラの整備はもちろんですが、災害時、そして普段の生活を豊かにしてくれるのは人と人との繋がりです。
以前、そらのまちほいくえんの火災報知器が大雨の湿気で誤作動を起こしたことがあったのですが、そのとき園児たちを一人一人抱いて避難してくださったのは町の皆さんでした。
「地球上の誰一人として取り残さない」
そのために、まずは目の前にいる一人一人と関わり、対話し、つながっていくことが大切だと思っています。
通りの皆さん、いつもありがとうございます。
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持続可能な開発目標(SDGs)とは
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
外務省HPより
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