本人もしっかりと自覚があり、大きな声で返事をし、採用通知を手渡されたあと まっすぐ目を見て「ありがとうございます！」とお礼が言えていました。

その様子を、他の子どもたちもキラキラした目で見つめていました。

内定式の後は、大きいクラスのみんなで梶原さんと共に中央公園までお散歩に行き、街の中の「水」を探して歩きました。

いつも安心してお水が飲めたり、気持ちいいお風呂に入れたりするのは、そこで働く皆さんがいらっしゃるから。
そんな当たり前のことも、こういうきっかけがないとなかなか意識しないものです。

今日はいつにもまして お水がおいしく感じられた１日でした。

今回の内定式を通じて、私たち幼児教育現場、そしてメタウォーターさん共に「20年後を見据えた在り方」について改めて考える良いきっかけができました。

お忙しい中、本当にステキな１日をどうもありがとうございました。

ーーー以下プレスリリースより抜粋ーーー

【東証一部上場企業が保育園児に内定を出した経緯】
昨年12月、メタウォーター株式会社 執行役員の藤井氏がそらのまちほいくえん見学のためにに来園。その日、たまたま園舎内で活動をしていた園児の「競争に勝ちたい」という意志の強さと戦略性と、その一部始終を見守っていた保育職員のあり方を高く評価した。

【内定を出す意図】
「そらのまちほいくえんは街中にあって、たくさんの大人たちが園児をあたたかく 見守り、大人と子どもとがお互いに教えあい学び合っている。この関係性がとても 素晴らしく、昨今、保育園などの建設に際し、近隣住民の反対運動が起こることも 少なくない中で、そらのまちほいくえんが街に歓迎されている様子は、多くの人に 勇気を与えると思う。日本のためにもっと発信してほしい。先生方や園児たちの、普段の街の皆さんとの接し方がこの空気感を作っていると思う。本当に大切なもの が何なのかを多くの大人たちに気づかせて欲しい。また、今後 園児たちの成長に合わせて小学校・中学校の開校を目指し活動していく中で、一部上場企業もこの教育 のあり方を評価している ということが何らかの助けになれば嬉しい。
20年間有効の内定通知。次は私たちが選ばれる番。本当に彼が大人になったときに 我が社を選んで入社してくれるか。そのためにも良い企業であり続けたい。」メタウォーター株式会社 藤井氏談

「私たちは、ひより保育園、そらのまちほいくえんという2つの園を運営していま すが、現場は毎日 喜びや、悩み、悔しさ、希望、挑戦、葛藤など様々な感情と向き合いながら自分たちにできる精一杯の努力をしています。その全てがとても美し い。人は元来「誰かを喜ばせたい、もっと成長したい」という気持ちを持ち合わせ ていて、今回の内定通知もその現れだと思っています。今回、内定式を実施するにあたり、特定の園児だけではなく全員にそうするべきではないか、園児をPR材料に使っているだけだと批判が出るのではないか、園児やご家族、そしてメタウォーターさんにご迷惑をかけることにならないかなど、さまざまなことを考えましたが、普段からその子の成長を見守っている私たち職員や保護 者さん、そしてあの日 園での活動の様子をじっくりと時間をかけてみてくださった藤井さんが全員一致で あの子(当該園児)は、内定があるからと言って努力をやめ るような子ではないと判断し今に至りました。
このご縁が園児たち職員たちにとって、上下水道の仕組みや そこで働く人々、そして自然、エネルギーについて考える機会になり、自分の将来には無限に選択肢が広 がっているということに気づくきっかけになればと思い、関係者全員で素直に喜 び、あらたな化学反応をうむ機会になればと思っています。」
そらのまちほいくえん代表 ふるかわりさ

<メタウォーター株式会社について>
国内外の水道、下水道、資源環境の各分野で事業を展開。社会に貢献しながら、CSR活動として環境保全や地域貢献の取り組みを進めている。水処理専業で国内最大手。

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