どちらもうれしそうです。
保育園の醍醐味。
そらのまちほいくえんは、学年でクラスを区切るのではなく、その日の活動に合わせて異年齢が自由に協力しあえる環境があります。下の子は上の子に憧れて少しだけ背伸びをしていろんなことにチャレンジしたり、上の子は下の子をお世話したり「かっこよくいたい」という意識が芽生えたり。
最近ますます母性が強くなってきた5歳さんたち。
0、1、2歳の着替えの手伝いや、寝かしつけ、読み聞かせなどなど。とにかくお世話をしたい。
掃除や洗濯などの家事も率先して取り組んでくれ、散歩の時も小さい子を真ん中にして3人で手を繋いだり、2人組みで列を作るときは自分が常に道路側になるように歩いてくれたりもします。
昔より兄妹のいる家庭が減り、大人になるまでのほとんどの時間を「同級生」と過ごす現代。自分が赤ちゃんを産むまで小さい子どもに触れたことがない!という人も増えているなかで、こうやって小さい時から異年齢と接する機会を持てることは多くの面で学びが多いです。
コミュニティの中で、年長者が年長者に教えるスタイル、実は新しいものではありません。大河ドラマの「西郷どん」にも出てきたのでご存知の方も多いかと思いますが、鹿児島には郷中(ごじゅう)教育という教育システムがありました。切磋琢磨しながらお互いに教え合い、学び合うこと。異なる年齢が一緒に過ごすことで、自然とお互いが成長していきます。
少子化の問題も、ジェンダーの問題も、法律や制度を整備することも大切ですが、一見遠回りに見えるところに解決の糸口はあるのだと思います。
子どもたちの「親友」でありたい。
私たちそらのまちほいくえんは、子どもたちに寄り添って、子どもたち自身が成長していくのをサポートしていきたいと思っています。